4thアルバム ビハインド #1 — 切りたくない: 通話ノイズを楽器にした曲

3rdアルバムは「逃げる準備はできていたのに、出ていかなかった」で閉じました。4thはその次の夜から始まります — 用もないのに繋がったままの通話。「そろそろ寝る?」を三回言って、三回とも切らない二人の曲です。
この曲が生まれたシーン
歯を磨く音、水の音 — 知らなくていいはずの生活の音が受話器の向こうから聞こえてきて、それが嬉しい夜。充電が十パーセントになっても切りません。4thの怖さはここで既に形を見せています: 慣れてしまうのが少し怖い、ということ。
サウンドノート
84 BPM、E♭マイナー。アルバムで打楽器が一番少ないトラックです。代わりに通話ノイズのようなラインノイズを曲全体に敷きました — 電話が繋がっているという感覚そのものを楽器にしたわけです。ノイズが途切れない限り、二人も途切れない。
一行
戻れない場所が また ひとつ増える それを 幸せと 呼ぶんだろうか
ひとりの静けさを知っている人に、二人の静けさが生まれた夜。アルバム全体がこの問いへの答えです。