5thアルバム ビハインド #8 — あなたの部屋で: ヒドゥントラック、最後の部屋

アルバムのタイトルは「誰かの部屋で」なのに、最後の曲は「あなたの部屋で」。誰かが、あなたに変わります。六人の他人の部屋を通り抜けて、最後に残る部屋は — これを聴いている人の部屋です。
この曲が生まれたシーン
アルバムで唯一の二人称の曲。1〜7曲目の主人公は自分の夜を語りますが、8曲目は聴いている人に話しかけます。「何曲目かもわからないまま、ここまで聴いてくれたんだね。名前も顔も知らないけど、今起きているのは知っている。」そして前の七つの部屋をひとつずつ呼んでから言います — ぜんぶ今夜、誰かが本当に起きていたと。だからもし眠れなくても、それはあなただけのことじゃないと。
サウンドノート
72 BPM、Dドリアン — **1曲目と同じ脈拍です。**アルバムでいちばん薄い編成で、アウトロは楽器が全部抜けたアカペラ。イントロのシグネチャー「深夜。まだ起きてる。」はこの曲でだけ電話越しの音で聞こえ、曲が進むにつれフィルターが剥がれ、最後の行では同じ言葉がすぐ隣で聞こえます。アルバムを開いた言葉で、アルバムが閉じます。
一行
この声は 明日も ここにいる
このアルバムは慰めません。同じ時間に起きているという事実だけを確認します。「おやすみ」 — そして最後の一行は、最初と同じ言葉。深夜。まだ起きてる。