SHINYA CLUB 1st ビハインド #3 — Paper Cup Moon: ダッシュボードのラブソング

モノを愛する曲が二曲続いたあとに、この曲が来ます。CLUBラインで初めて、実在の人に向けて歌うラブソング。それでもラインの文法はそのままです — 愛の単位が、冷めたポテト、手の甲の赤いインク、月の代わりにダッシュボードへ置いた紙コップなのです。
この曲が生まれた場面
停めた車、冷めていく食べ物、誰も急いで降りない夜。この曲の月は欠けた紙コップです — こぼれる寸前でぎりぎり支えられて、なのに不思議と本物の月よりいい。こぼれそうだからこそ好きになる気持ち。このアルバムで一番SHINYA CLUBらしい感情です。
サウンドノート
128 BPMですが、より柔らかく。バウンスの下に暖かいコードパッドを敷き、ベッドの軋みの三連符はミュートしたカウベルに替えました。コーラスでは6度下のボーカルを重ねて、「連れてって」が二人が少しずれた瞬間に言っているように聞こえます。
一行
こぼれそう こぼれそう それでも 好きだ
このラインの恋はぜんぶ紙コップです。この曲はそれを声に出して言うだけです。